ナカリ(株)(宮城県加美郡 中村信一郎社長)はこのほど同社グループ会社タカラ米穀、(有)宮城ライスが取り組んでいたCO2削減を目指すカーボンフットプリント制度に宮城産ひとめぼれ四商品合格したと発表した。
カーボンフットプリントとは、CO2削減のために製品の原料生産、調達、流通、消費、廃棄、リサイクルといったあらゆる段階でCO2がどの程度削減出来たか数値化する制度でコメ関連ではセブンホールディングがパックご飯で数値化しているが、一般栽培のコメではナカリ(株)が全国で初めてのケース。同社はこれまで副産物が循環型農業に役立つBG無洗米の導入や環境の国際規格であるISO14001を取得したほか、低温倉庫に宮城県内では最大級となる100キロワット(パネル千枚)の太陽光発電システムを設置、環境活動に積極的に取り組んでおり、今回宮城県内で生産されたコメが生産から消費までCO2削減効果が表示されることで同社の取り組みが一層評価されることになりそうだ。