1923年、ナカリ株式会社は「中利商店」として米の集荷と流通を始めました。
当時、日本は大正時代の終盤であり、経済が不安定な状況にありましたが、中村利三郎の強い意志と商才が、現在のナカリ株式会社の礎を築きました。
100年間、事業は米穀業を基盤に多岐にわたり、時代の波を乗り越えながら進化してきました。
1923年の創業以来、ナカリ株式会社は数多くの挑戦と変革を経てきました。当初は米の集荷を主要業務としてスタートしましたが、戦後の日本社会においては、国家の統制下での経営を余儀なくされました。しかし、1951年に米の一次集荷業者として登録され、再び活路を見出しました。この時期の中村良一と妻・あきゑの献身的な努力が、会社の基盤を固めました。
その後、1960年代には、網下米(規格外の米)の取り扱いが事業の大きな転機となり、米穀業からさらなる事業拡大を図ります。米業界にとどまらず、不動産事業、物流、食品関連事業など、多角的な経営へとシフトしていきました。この100年間、ナカリ株式会社は常に変革の精神を忘れず、次の時代のニーズに応えてきたのです。
ナカリの歩み
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1923-1945黎明期
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初代社長の中村利三郎が営んだ「中利商店」の創業時代。
大正から昭和初期の激動期。1923(大正)年。100年後に続く『ナカリ株式会社』の歴史は、ここから始まった。『中利商店』の誕生である。
初代・中村利三郎が自身の名を冠して創業したこの店は、肥料や牛馬の飼料、小麦ふすまなどを取り扱う米穀店だった。当時、この辺りの米穀店では、籾も み を購入し、自身の店で脱穀・籾摺りをしてから検査・出荷を行うのが一般的。『中利商店』も同様の形態で商売を行っていた。
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1946-1970創業期
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戦後の混乱期を経て、米の一次集荷業者として登録された時代。
中村良一と妻あきゑの労苦が会社を支えた。1951年、米の一次集荷業者として登録され、再び事業の再構築を図る
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1971-1990拡大期
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網下米の取扱いで事業の拡大に成功。
米穀業から不動産や物流事業への多角化を進める。不動産事業や新規事業の拡大が企業の成長を加速させる
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1991-2023発展期
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急成長を遂げた時代。不動産業の拡大や、
新規事業への参入が目覚ましい成果をもたらす。不動産事業や新規事業の拡大が企業の成長を加速させる
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次の 100 年へ
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新しい時代に向けた挑戦と、
持続可能な事業展開を模索する企業の姿。次の100年に向けた挑戦と、新たなビジョンを掲げるナカリ株式会社
伝えたい100の言葉
100年にわたって受け継がれてきた「ナカリ語録」から、
特に重要な100の言葉をまとめました。
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