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教えて!ナカリの歴史 前編
教えて!ナカリさん
教えて!ナカリの歴史 前編
95歳まで現役!?、パワフルな社長夫人の活躍でナカリは発展した!?
前回、お米にも様々な用途があり、主食とされるお米以外にもお米が原料として、使用されていることを知ったひかりちゃん
今回は、ナカリの深い歴史について学びます。
ひかりちゃん!前回は、加工米のことについて知ることができたと思うけど、どうかな?
はい!
あれから、家に帰って原料に「米」って書いてあるたびに「ひょっとしてナカリ!?」って思うようになりました!
ははは、それはお米マイスターになるための、いい進歩だね!
あれ、、、? いつのまにか、お米マイスターを目指すことになってる!?
だけど、お米の事はちょっと好きになってきました!
それはよかった!
さて、今日は、ナカリの歴史について簡単に紹介するよ!
はい!
歴史のはじまり!
ナカリは今から遡ること約100年、
1923(大正12)年に、ここ中新田町(現 加美郡加美町)に創業しました。
初代の社長、中村利三郎さんという方がまずは、お米と肥料を扱う店を始めます。
100年近く!?
1世紀もお米の仕事をしてるんですね。
そもそも、ここ宮城県の大崎平野一帯が良質なお米が獲れる地域なんだ。
2018年には大崎地域の農業そのものが「世界農業遺産」に認定されたんだよ。
世界農業遺産!?なんかわからないけどすごそう・・・
とにかくめぐまれてて、お米づくりがさかんな地域なんですね!
その通り!自然豊かなこの場所で、今のナカリのルーツができたんだ。
- ナカリを支えた立役者、社長夫人のあきゑさん -
特に、詳細に記録が残っているのは、2代目の中村良一社長の時代。
良一社長を支えた夫人の「あきゑさん」、この人の思い出が書籍として残されています
ヘぇ~!
この時代のことを知る貴重な資料ですね!
そうなんだよ。
この、あきゑさんという人がとってもパワフルで、その活躍が
あきゑさんの自著「明けて商売 暮れて商売」に詳しく記録されているんだ。
「明けても暮れても」って、すごいタイトル!
なんだか「とてもキツくてツラい苦労話ばかりの自伝なのかな?」って
読むのをためらっちゃいます・・・
確かにタイトルはすごい!
でもね!読んでみると、とても面白くて、ちょっと切なくて、
当時ならではの恋バナなんかも載っているんだ。
えぇ〜!当時の恋バナ!?
ちょっと、読みたくなってきた。
この時代では珍しく恋愛結婚をした夫婦らしく、
「桜の木の根っこに手紙を隠して交換。家の反対を押し切って結婚しました。」と赤裸々に書いてあるよ!
すごい!
ドラマに出てきそうなシチュエーションですね!
そう、当時19歳だった中村良一さんは、桜の木の下に隠した手紙に
「志願兵として2年間頑張ってくるから待っててくれ!」と書いたそうです。
今でいうプロポーズだね!
戦争映画だと結構な確率で帰ってこない展開のパターンの気が・・・。
もしかして、、、
ちゃんと帰ってこられたから「ナカリ」があるんだよ!(怒笑)
二人とも無事に結婚し、新婚旅行で、松島に行ったりしてます。
すごーい!新婚旅行に!
物語は、ここからさらに展開を迎えます。
え!なになに?
商売は順調でしたが、日本と中国との対立が激化し、戦争が始まってしまいます。
つまり日中戦争です。
中新田町では一番初めに、中村良一さんの元に「赤紙」が届きました。
しかも、あきゑさんのお腹の中には赤ちゃんがいました・・・。
のちの3代目です。
えぇ〜!
日本も、大変な時代があったんですね。
そうそう、もちろん僕も戦争は体験していないけれど、とにかく食べ物がなくて大変な時代だったようだね。
3代目社長となる光良さんが生まれてからも、1年間全く連絡が取れなくなっていた、良一さん。
なんと、この後「4年間」帰ってきませんでした。
えぇー!4年たったら赤ちゃんもかなり成長してますよね!?本当に大変な時代。
やっと帰ってこれたと思いきや、
さらに、追い打ちをかける事件が起こります。
え、何ですか!?
ナカリは政府の食糧統制を受けてお米の仕事を廃業させられます。
え!!
もう、ぐちゃぐちゃでよくわからなくなってきました。
そんな中、良一さん、2回目の出兵が決まります。
激動すぎる。。。(涙)
米がたくさん獲れる中新田であっても、戦争中の食事はとても質素で、「菜っ葉、大根、芋」を中心に食べていたそうです。何とか日々を食いつなぎ、そして、良一さんは無事に戦争が終わって帰ってきます。
よかった、ホッとしました。
3回も無事に帰ってこれたのは奇跡ですね。
ほんとだよね。
そして、家族が食べものに困らないように、農家になります。
良一さんとあきゑ夫人は二人で畑を開墾しました。
すごい行動力・・・
しかし「明けて商売、暮れて商売」、あきゑさんは「野良仕事はイヤだ!どうしても商売をやりたい」と言い出しました。
何で商売するか、悩んだ結果、選んだのは古着屋でした。
とは言え、当時、衣類も国が統制していたので、
「闇の古着屋」です。
「闇の古着」!??
イヤな予感・・・
しばらくは順調でしたが、、、
今度は統制を逃れた衣類の商売で、良一さんがGHQに逮捕されてしまいました。
えー!やっぱり!
しかしパワフルなあきゑ夫人、単身でGHQに乗り込んで、通訳と交渉!
みごとに、良一さんの救出に成功します。
どんだけ~!
あきゑさんって、ドラマの主人公みたい!
いつの時代も女子は強し、だね。
ワタシも奥さんにはアタマが上がらなくてね・・・涙
もう、ナカリが何屋さんだったか忘れてしまいそうです。
あれ?いつお米屋さんになるの?
(無視ですか・・・涙)
・・・ふふふ、この後いよいよ、お米の仕事を始めるよ。
でも今日はここまで!やくらい薬師の湯に行く時間だ!!
え~!!いいところなのに!!!
続きが気になる、、、
ナカリの歴史に触れた、ひかりちゃん。
次回はナカリの歴史【後編】を紹介します。
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